トーベ・ヤンソンの生誕100年を記念して展覧会が開かれています。
トーベ・ヤンソンは、ご存じ、ムーミンの作者。
ムーミンたち、絵はとってもかわいいのだけれど、物語は、かわいいというよ
り、彼らの真摯に生きる姿に深い悲しみさえ感じられます。
それで、楽しみにして、展覧会に行ってきました。
発見その1
10代のころから、政治風刺雑誌「ガルム」に挿絵を描いていた。
う〜ん、ナチスの時代にヒットラーを嘲笑するイラスト。衝撃でした。
政治活動はしなかったが、果敢に戦争批判をしていた、と解説にありました。
「ガルム」の表紙には、隅っこにムーミンらしいイラストが描かれています。
発見2
生涯、画家であろうとした。
展覧会の前半は、彼女の油絵が掛けられています。
寡聞にして挿絵画家としてしか知らなかったので、発見でした。
とくに、61歳の時の自画像の力強さには圧倒されました。
発見3
ムーミンの挿絵の小さいこと!
あの細かな線はペンで描かれていました。
老眼では細部がちゃんと見えないほど小さな絵でした。
ずいぶん前に読んだなつかしのムーミシリーズ、改めて読み直そうっと!
今回が国内巡回の最後だそうです。
あべのハルカス美術館で、9月27日まで。
PS.
たくさんのグッズも楽しかったですよ。
ただ、生まれたての孫に贈るには渋すぎた(笑)
ミッフィーワールドによってうさこちゃんバスタオルを買いました〜
ヤン
トーベ・ヤンソン
トーキング・ヤンさん♪
私もムーミン大好きでした!(アニメでしたが…)何だかちょっと もの悲しいというか、憂いを漂わせたあの雰囲気に惹かれていつも楽しみに見てました!
ムーミンって妖精なんですね!
子どもの頃は、ムーミンが何者かなんてまったく考えてなかったけど。
あぁいう生きものがいてる、ってなんにも疑ってなかった。
子どもの一次元性かな?
ね、ムーミン、こっちむいて♪
かぶさん、お若い~
私は、学生の頃、講談社文庫だったかなあ?
子どもの一次元性!
子どものころ、人形やぬいぐるみって、みづから動いていたよね。
あるとき、犬のぬいぐるみが返事してくれないことに気づいて、不思議で悲しくてたまらなかった記憶がある。そうやって子ども時代から抜けでて行ったんでしょうね。
ヤン
ヤンさん
my home town 天王寺(阿倍野)に、ようこそ。
トーベ・ヤンソン展、私も割引券を手に入れていて、9月になったら行こうと思っています。あべきん(阿倍野近鉄)で同時開催しているムーミンショップは、もう行ってきました。欲しいものらだけ。只今お財布と検討中です。平日の午前中に行って、ゆっくりお買い物しようと思っています。
ただ、三十数年前から天王寺を闊歩していた私には、今の天王寺は眩しすぎ。
旭屋書店で参考書から漫画まで買い、アポロビルのお店で服を買い、阿倍野筋の喫茶店でパフェを食べ、放課後あべきんの楽器売り場にクラリネットのリードを買いに走り・・・。天王寺には私の青春がすべて詰まっています。
あぁ、懐かしい・・・。
ムーミンは
ちょっとコワイ・寂しい感じがする、でも、
子ども時代 なぜか惹かれていた
それは、ムーミンが
真実を語る、生きることを語る
= 裏側にある 死 を感じる
→ だからちょっとコワイ感じがする のかもしれません。
子どもって コワイ話好きですよね~?でもその コワイ ってのは
突然大声だす→子ども驚く→コワかった
の、コワイではなく、
真実を知る、生きることを知る
→裏側の 死 を知る
→結果ちょっとコワイ
つまり、
真実が知りたい、語って欲しい
と言いたいところが、子どもの語彙力では
→コワイ話 して~
になるのではないか?
語り手は
そのおはなしが語ろうとしている本質・真意をキチンと理解しなくては…
おはなし選びは本当に大変で、難しいけど、とっても大事なこと…
ですよね?
私、子どもの頃、本気で、
スナフキンは今頃どこを旅してるんだろう…、うちにも来てくれたらいいのになぁ~、色んな話したいなぁ~、ムーミンにも会わせてほしいなぁ~
って思ってました~
なんなら スナフキン になりたかった…
そのあとは のっぽさん になりたかった
あれ?
あぁいう帽子が被りたかっただけなのか?
かぶさん
帽子かぶってみて~
似合うかも。
スナフキンファンって結構いますよね。
日常から離れて旅をしたい。でも、あのような旅はできない、からね。
旅が日常……「旅を住み家とす」って、芭蕉も言ってるなあ。
ところで、今月更新予定の外国のおはなしに、怖い話をひとつ載せようと思います。
お楽しみに~
ヤン